マルチタスクを鍛える方法とは

さまざまな要求を同時にこなしていくというマルチタスク。仕事においても「できる人」の条件のように感じますね。

 

マルチタスクを鍛える方法として、単純にマルチに物事を取り組めば良いだけです。勉強をやりながら人と話したり、料理のレシピを確認しながら子供の勉強を教えるなど・・・

 

意識的に進めるべく課題をマルチ(2つ以上)に同時並行するだけです。

 

この記事でも書きました。→脳のパフォーマンスを上げる

 

しかし、さまざまな体験を通して、わざわざマルチタスクをする必要がないと判断しました。自身の体験および、学者の見解です。

 

つまり

 

わざわざマルチタスクをする必要がないのに、鍛える方法など書く必要がないということをはじめに書いておきます。

 

マルチタスクとシングルタスク

 

ずばり結論から書きますと、

 

マルチタスクは脳に負担がかかるという学者、専門機関の検証結果です。

 

以下引用します
出典→https://forbesjapan.com/articles/detail/19424/2/1/1

 

神経心理学者で脳のトレーニング法に詳しいシオドア・ツァウシデスは、この点を次のように明快に説明している。「マルチタスクは、100%の集中力をそれぞれのタスクに振り分けるものなので、一つのタスクに向けられる集中力は100%よりも小さくなる。結局、取り組むべきことに100%の注意と関心を向けられていない」

 

マルチタスクを行えば集中力が高まることはない。集中力は超能力ではないからだ。それどころか脳に過剰な負担がかかり、全ての活動が低水準で行われる。作業のスピードが上がっても、思ったような成果が上がらないので、その意味がなくなってしまう。

 

さらに

 

一つのことに集中したときよりもマルチタスクを行うときのほうがストレスホルモンが放出されやすいと述べている。ストレスホルモンは不安や不快感を生むだけでなく、短期記憶も悪化させ、いくら努力しても情報が保持できなくなる。

 

とのことです。これでもマルチタスクを鍛えようとしますか??
私はあきらめました。知らない間にストレスを多くため込むというマルチタスクなので、わざわざ取り入れる必要もないと考えますが。

 

もっと具体的に言うと、【タスクの切り替えに必要な時間と、切り替えによる注意力の欠如が挙げられます。】
うむ・・・これは確かにそう思いませんか?!

 

思い切り実感したマルチタスクの罠

 

マルチタスクはかっこいい!と思っていましたが、よくよく考えてみると、

 

一つのことに集中することに「飽きる」「他に目が行く」という理由からあちこちの作業をつまみ食いしているだけなんだと気が付きました。

 

全力で終わらせないといけない作業で、特にめんどくさい作業だったり、苦手な事は、目を伏せて、他の作業をすることである意味逃げとなっていたのです。

 

楽しい、得意な作業はガンガン集中してとにかく片付けますよね?それこそシングルタスクであります。
しかし、嫌いな苦手なことは後回しにしたり、少しやってみては他に目が行く・・・

 

どうでしょうか?結局逃げているだけです。

 

マルチタスクというかっこいい隠れ蓑を利用して、やらないといけないことに全力で立ち向かうことから逃げている・・・

 

結局人は弱いものです。口実が欲しいのです。

 

これでもマルチタスク鍛えますか?

 

全力で苦手な、やりたくないことに立ち向かいましょう!

 

どうしてもマルチタスクが必要な場面も・・・

 

ただし、マルチタスクを行うことが必要な場合もあります。たとえば、複数のクライアントからのメールを同時に処理する必要がある場合や、タイムリーな情報を同時に処理する必要がある場合が考えられます。

 

また、飛び込みで急ぎの仕事が舞い込むことも・・・・

 

そんな時は、適切な時間管理や優先順位付けが必要です。また、マルチタスクを行う場合でも、忘れないようにメモをしてマルチタスクしても仕事のすっぽ抜けがないように工夫をするべきです。

 

できるなら、集中できる時間帯にまとめて行うことで生産性を向上させることができます。

 

結論として、総じて言えることは、仕事においても、マルチタスクを行う場合は注意深く管理し、集中できる時間帯にまとめて行うようにすることが重要です。